「雑穀米と玄米、どっちを食べたほうが健康にいいの?」と悩んでいませんか?
- どちらがダイエットに効果的なのか知りたい
- 美肌やアンチエイジングに向くのはどっち?
- 家族全員が食べやすいのはどちらなのか迷う
健康を意識して主食を変えたいけれど、選び方は難しいですよね。
そこで、雑穀米と玄米を比較して、それぞれの特徴・メリット・デメリットを徹底的に調べてみました。
- ダイエット目的なら「玄米」がおすすめ
- 美肌や美容効果を重視するなら「雑穀米」が最適
- 食べやすさや続けやすさを求めるなら「雑穀米」が向いている
※記事内で詳しく解説していきます♪
雑穀米と玄米の違いや、目的別の選び方についてさらに詳しくご紹介します。
雑穀米と玄米どっちがいい?それぞれの特徴と違いを徹底比較
雑穀米と玄米どっちがいい?それぞれの特徴と違いを徹底比較していきます。
それでは順番に見ていきましょう!
① 雑穀米の基本と特徴
雑穀米とは、白米に数種類の穀物をブレンドしたご飯のことです。主に、押し麦・もち麦・黒米・アマランサス・キヌア・ひえ・あわ・きびなどが含まれています。それぞれの穀物が持つ栄養素を一度に摂れるのが最大の魅力です。
たとえば押し麦は食物繊維が豊富で腸内環境を整え、黒米にはポリフェノールが含まれて抗酸化作用が期待できます。雑穀米は見た目にも彩りが良く、食卓が華やかになるのもポイントですね。
白米と比べて食物繊維が3〜5倍、ミネラルやビタミンB群も多く含まれています。そのため、便秘解消や美肌、血糖値の安定などさまざまな健康効果が期待できます。筆者も時間があるときは雑穀米を食べていますが、腹持ちが良く、間食が減りました。
ただし、ブレンド内容によって栄養バランスが異なるので、雑穀米を選ぶ際は「主成分」をチェックしてみてくださいね。
② 玄米の基本と特徴
玄米は精米していないお米のことで、ぬかや胚芽がそのまま残っています。そのため、ビタミンB群やミネラル、食物繊維が白米よりも豊富です。「自然の完全食」とも呼ばれ、昔から健康志向の人たちに支持されています。
特に注目したいのが、玄米に含まれる「γ-オリザノール」や「フィチン酸」です。これらは抗酸化作用を持ち、老化防止や代謝のサポートに役立ちます。また、玄米は血糖値の上昇を緩やかにする低GI食品なので、糖質制限やダイエット中の人にもおすすめです。
一方で、雑穀米よりも食感が硬く、消化に時間がかかるため、胃腸が弱い人や子どもにはやや不向きな場合もあります。柔らかく炊くか、発芽玄米にするなど工夫が必要ですね。
③ 栄養価・食物繊維・ミネラルの違い
雑穀米と玄米の栄養成分を比較してみると、それぞれ得意分野が違うことが分かります。
| 項目 | 雑穀米 | 玄米 |
|---|---|---|
| 食物繊維 | 約3〜5倍(白米比) | 約3倍(白米比) |
| ビタミンB群 | ブレンド内容によるが豊富 | 胚芽部分に多い |
| ミネラル | 鉄・亜鉛・カルシウムなど豊富 | マグネシウム・リンが多い |
| 抗酸化成分 | ポリフェノールが豊富 | γ-オリザノール・フィチン酸を含む |
つまり、栄養の幅を広げたい人は雑穀米、栄養密度を重視したい人は玄米が向いているといえます。どちらも優秀ですが、ブレンドによってバランスを調整できる雑穀米は、初心者にも取り入れやすいですね。
④ 味・食感・続けやすさの違い
味や食感の面では、雑穀米はぷちぷち・もちもちとした食感が特徴です。香ばしく、食べ応えがあるので満足感があります。一方の玄米はやや硬く、香ばしさの中に独特のぬかの風味が残ります。
「毎日続けられるか」という観点では、雑穀米のほうが食べやすく家族にも受け入れられやすいです。玄米は最初慣れが必要ですが、発芽玄米にすると柔らかく甘みが出て食べやすくなります。
味に飽きにくいのは雑穀米。ブレンドを変えたり、トッピングを工夫することで、毎日の食事に変化をつけられますよ。
⑤ どんな人にどちらが向いているか
では、どんな人がどちらを選ぶといいのか?目安をまとめてみました。
| タイプ | おすすめ |
|---|---|
| ダイエットしたい人 | 玄米(低GIで血糖値を抑える) |
| 便秘を改善したい人 | 雑穀米(食物繊維の種類が豊富) |
| 美肌・アンチエイジング目的 | 雑穀米(ポリフェノール・鉄分が豊富) |
| 胃腸が弱い人や子ども | 雑穀米(食べやすく消化しやすい) |
| 糖質コントロールをしたい人 | 玄米(GI値が低い) |
結論として、健康目的に応じて使い分けるのがおすすめです。筆者個人としては、「平日は玄米」「週末は雑穀米」といったように、飽きずに続けられるスタイルが一番現実的だと感じています。
雑穀米を選ぶメリット5つ
雑穀米を選ぶメリット5つについて詳しく解説していきます。
どのメリットも、毎日の食生活に嬉しい効果ばかりです。順に詳しく見ていきましょう!
① 腸内環境を整えて便秘解消
雑穀米の一番の魅力といえば、やっぱり「腸活」に役立つことです。白米に比べて、雑穀米には3〜5倍の食物繊維が含まれています。押し麦やもち麦などは特に「水溶性食物繊維」が豊富で、腸内の善玉菌のエサになります。
腸内環境が整うと、便秘が改善されるだけでなく、免疫力アップや肌荒れの予防にもつながります。筆者も以前は便秘気味だったのですが、毎日雑穀米を食べるようになってから、お腹の調子がすごく安定しました。
さらに、雑穀米は「噛みごたえ」があるため、自然とよく噛むようになります。唾液の分泌が促され、消化吸収がスムーズになるので、胃腸への負担も軽減されるんですよね。
便秘に悩む人は、まず白米を雑穀米に変えるだけでも体調が変わるのを実感できると思います。
② ダイエット中でも満足感が高い
雑穀米は、食物繊維やタンパク質が豊富なので、腹持ちが抜群にいいです。白米だとすぐお腹が空くという人でも、雑穀米なら長時間満足感が続くので、間食が減ります。
しかも、GI値(血糖値の上がりやすさ)も白米より低いため、脂肪がつきにくいのもポイント。血糖値が安定すると、余分なインスリン分泌が抑えられ、太りにくい体質に近づけます。
さらに、ダイエット中に不足しがちな鉄分やマグネシウム、ビタミンB群も摂れるので、疲れにくくなるんです。置き換えダイエットのような極端な方法をしなくても、主食を変えるだけで体が変わるんですよ。
「お米を食べて痩せる」なんて一見矛盾してるようですが、雑穀米ならその夢、意外と叶っちゃいます!
③ 美肌をサポートする栄養が豊富
雑穀米には、肌のターンオーバーを助ける「ビタミンB群」や「鉄分」、抗酸化作用のある「ポリフェノール」がたっぷり含まれています。特に黒米や赤米にはアントシアニンが含まれており、紫外線ダメージやくすみの予防に効果的です。
また、雑穀米に含まれるミネラルは、肌の潤いを保つためにも欠かせません。女性にとっては、美容サプリよりもナチュラルに美肌を育ててくれる存在と言えます。
筆者も以前は乾燥肌に悩んでいたのですが、雑穀米を取り入れてから、肌の調子がしっとり落ち着いてきました。食からキレイを育てるって、まさにこういうことだなと思います。
「食べるスキンケア」として、雑穀米はほんとうにおすすめですよ!
④ 食べやすく家族全員に取り入れやすい
玄米と比べて、雑穀米は柔らかく、食感ももちもちしているので、子どもからお年寄りまで食べやすいです。ブレンドによって風味が異なるため、飽きにくく、毎日のごはんにもピッタリです。
しかも、白米に混ぜて炊くだけという手軽さも人気の理由。特別な炊飯器や手間もいらず、普段のごはんをワンランクアップさせられます。
健康志向の家族が増える中で、「みんなで続けられる主食」というのは大きな強みですよね。子どもにとっても、自然と栄養バランスの取れた食事になります。
ご家庭の食卓を整える第一歩として、雑穀米は最適なんです。
⑤ アレンジの幅が広い
雑穀米は、和食だけでなく、洋食やエスニックにも相性抜群なんです。カレーやリゾット、チャーハンにしてもおいしく、見た目もおしゃれ。黒米を多めにするとほんのり紫色に炊き上がり、彩りがきれいです。
おにぎりやお弁当にもぴったりで、冷めてもおいしいのが嬉しいポイント。さらに、雑穀の種類を変えるだけで、香りや食感の変化も楽しめます。
筆者のお気に入りは、雑穀米にごま塩をふっておにぎりにするシンプルスタイル。噛むほどに甘みが出て、満足感がすごいんです。
「今日はどんな雑穀を混ぜようかな?」と考えるのが、毎日の小さな楽しみになりますよ。
雑穀米の栄養や特徴を知ったら、次は実際にどんな商品を選ぶかが大切ですよね。
国産・無添加でコスパの良い雑穀米を、口コミから厳選してご紹介します。
玄米を選ぶメリット5つ
玄米を選ぶメリット5つについて、健康や美容の観点から詳しく解説していきます。
白米の代わりに玄米を取り入れるだけで、体が内側から整っていくのを感じられます。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
① 低GIで血糖値の上昇を抑える
玄米は、低GI食品として有名です。GI(グリセミック・インデックス)は、食後の血糖値の上がりやすさを示す数値のこと。白米が約88前後なのに対して、玄米は約55とかなり低めなんです。
血糖値が急激に上がると、インスリンというホルモンが過剰に分泌され、脂肪をため込みやすくなります。つまり、玄米を食べることで血糖値の上昇を緩やかにし、太りにくい体に近づけるというわけです。
また、糖質の吸収がゆっくりなので、満腹感が長続きし、間食も減ります。ダイエット中の方にもぴったりな主食なんですよね。
筆者も以前は白米派だったのですが、玄米に変えてから食後のだるさがなくなり、エネルギーが持続する感覚があります。血糖値の安定って、想像以上に体調に影響するんですよ。
② 生活習慣病の予防に役立つ
玄米には、ビタミンB群・マグネシウム・食物繊維といった生活習慣病予防に効果的な栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、血圧やコレステロールを安定させる働きがあるんです。
特に注目したいのは「γ-オリザノール」という成分。これは玄米のぬか部分に多く含まれ、血中コレステロールを下げる効果や自律神経を整える働きがあることが分かっています。
さらに、玄米の豊富な食物繊維は腸内の老廃物を排出し、腸の働きを活発にするため、血糖コントロールや脂質代謝の改善にもつながります。
つまり、玄米は「食べる予防医学」と言える存在。糖尿病や高血圧などを未然に防ぐ効果が期待できます。
③ 抗酸化作用で老化を防ぐ
玄米のぬか層には、抗酸化作用を持つ成分がたっぷり含まれています。代表的なのが「フィチン酸」と「フェルラ酸」です。これらは体内の活性酸素を除去してくれるため、細胞の老化を防ぐ役割を果たします。
さらに、ビタミンEやポリフェノールも含まれており、紫外線やストレスによる酸化ダメージから体を守ってくれます。美肌やアンチエイジングを意識する方にも嬉しい効果ですね。
外からのスキンケアも大事ですが、「食べて内側から守る」玄米の力は確かです。
④ 咀嚼力を鍛え満腹感が得られる
玄米は白米に比べて硬めの食感があり、自然とよく噛むようになります。よく噛むことで唾液の分泌が促され、消化を助けるだけでなく、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐ効果もあるんです。
「早食いで太る」と言われる理由は、満腹感を感じるまでに時間がかかるから。玄米なら、自然にゆっくり食べる習慣が身につき、結果的にダイエットにもつながります。
また、噛む回数が増えることで顔の筋肉も使われ、フェイスラインの引き締めにも一役買ってくれます。まさに一石二鳥ですね。
子どもにとっても、咀嚼力を育てる意味で玄米はとても良い選択です。柔らかく炊いた「発芽玄米」から始めるのがおすすめですよ。
⑤ 栄養バランスが安定している
玄米のもう一つの魅力は、栄養バランスが非常に整っていることです。炭水化物・タンパク質・脂質がバランスよく含まれており、主食だけで多くの栄養をカバーできます。
特に、白米では失われる「胚芽」の部分に、ビタミンE・B群・鉄・亜鉛などのミネラルが詰まっています。これらはエネルギー代謝を助け、疲労回復にも役立ちます。
加えて、玄米に含まれる「GABA(γ-アミノ酪酸)」は、リラックス効果やストレス緩和にもつながる栄養素。仕事や勉強でストレスが溜まりやすい現代人には、まさにぴったりな主食です。
食べるだけで心と体を整えてくれる玄米。忙しい毎日にこそ取り入れてほしい食材ですね。
雑穀米と玄米のデメリットと注意点
雑穀米と玄米のデメリットと注意点について解説します。
どちらも健康に良いイメージの強い穀物ですが、「食べ方」や「量」を間違えると逆効果になることもあります。気をつけてほしいポイントを順に見ていきましょう。
① 消化しにくい点がある
まず押さえておきたいのが、「雑穀米も玄米も消化に時間がかかる」という点です。どちらも白米よりも食物繊維が多く、外皮が残っているため、胃腸に負担がかかりやすいんですね。
特に玄米は、外側の「ぬか層」が硬いため、しっかり噛まずに飲み込むと消化不良を起こすことがあります。胃もたれやガスの原因にもなりやすいので、ゆっくりよく噛むことが大切です。
雑穀米も、種類によっては硬い粒が混じっているため、炊き方や水加減に注意が必要です。もち麦や押し麦を多く含むタイプは、やや柔らかめに炊くと食べやすくなります。
もし胃が弱い人や子どもに与える場合は、柔らかく炊いたり、雑炊やリゾットにしてあげると安心ですよ。
② 食べすぎによるミネラル吸収阻害
玄米や雑穀には「フィチン酸」という成分が含まれています。これは抗酸化作用がある一方で、鉄・亜鉛・カルシウムなどのミネラルと結合して吸収を妨げることがあるんです。
「健康にいいから」といって食べすぎると、逆にミネラル不足を招くおそれがあるため注意が必要です。とはいえ、通常の食生活で適量を食べる分には問題ありません。
もし毎日食べる場合は、発芽玄米を選ぶのがおすすめです。発芽の過程でフィチン酸が分解され、ミネラルの吸収率が上がります。雑穀米なら、バランスの取れたブレンドを選ぶといいですね。
何事も「ほどほど」が一番です。1日1〜2膳程度を目安に、栄養バランスの良いおかずと一緒に食べるのが理想的です。
③ 炊き方・保存方法に注意が必要
白米と違って、玄米や雑穀米は炊き方に少しコツがあります。たとえば、玄米は炊く前にしっかり浸水させないと芯が残って硬くなります。最低でも6時間、できれば一晩置くのがベストです。
雑穀米も、ブレンドによっては吸水時間が異なります。パッケージの指示に従うことが大切です。水の量は、白米よりも少し多めにするのがポイントですよ。
また、保存にも注意が必要です。ぬかや雑穀には油分が含まれているため、高温多湿の環境では酸化しやすくなります。常温ではなく、冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。
筆者も以前、玄米を常温で保存していたら、数週間で風味が落ちてしまったことがあります。保存のひと手間で、おいしさも栄養もキープできますよ。
④ 胃腸が弱い人は工夫が必要
最後に、胃腸が弱い人や高齢者、小さな子どもは、いきなり玄米や雑穀米に切り替えると消化に負担がかかることがあります。その場合は、「白米:雑穀=2:1」くらいの割合から始めると良いです。
また、発芽玄米や胚芽米など、やや精米されたものから段階的に慣れていくのもおすすめ。いきなり完全玄米にすると、胃がびっくりしてしまいますからね。
さらに、調理の工夫も効果的です。お粥やスープご飯にしたり、雑穀をスープや味噌汁に混ぜて「おかず感覚」で食べるのも◎。
健康に良いものほど、体に優しく取り入れるのがポイントです。無理なく続けていくことが、何より大切ですよ。
目的別おすすめ!雑穀米と玄米の選び方ガイド
目的別おすすめ!雑穀米と玄米の選び方ガイドについて、あなたの目的に合った選び方をわかりやすく紹介します。
「健康にはいいけど、結局どっちを選べばいいの?」と迷っている方へ。ここでは、目的別におすすめを解説していきますね。
① ダイエット目的ならどっち?
ダイエットが目的なら、結論から言うと「玄米」がおすすめです。その理由は、玄米の方がGI値(血糖値の上昇度)が低く、糖質の吸収がゆるやかだからです。
食後の血糖値が上がりにくいと、脂肪がつきにくくなるうえに、満腹感も長続きします。つまり「食べても太りにくい」ごはんというわけです。
また、玄米はよく噛む必要があるため、自然と食べ過ぎを防ぐことができます。ダイエット中にありがちな「お腹が空いてつい間食」も減りますよ。
ただし、胃腸が弱い方は、最初から完全な玄米ではなく「発芽玄米」や「半つき玄米」から始めるといいです。これなら消化もしやすくて続けやすいです。
一方、雑穀米もダイエット効果はあります。特にもち麦入りのタイプは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えることで代謝を上げてくれます。理想は「朝に玄米・夜に雑穀米」というバランスですね。
② 美肌・アンチエイジングならどっち?
美肌やアンチエイジングが目的なら、「雑穀米」が断然おすすめです。なぜなら、雑穀米にはポリフェノールや鉄分、ビタミンB群など、肌の代謝を助ける栄養素が豊富に含まれているからです。
特に黒米や赤米に含まれるアントシアニンには抗酸化作用があり、肌のくすみやシミの原因になる活性酸素を抑える働きがあります。さらに、雑穀米に多い鉄分は血流を良くしてくれるので、顔色も明るく見えます。
また、雑穀米は女性ホルモンのバランスを整える「亜鉛」や「マグネシウム」も多く含まれており、ホルモン周期にゆらぎやすい女性の体にもやさしいです。
一方で、玄米もビタミンEやGABAなど抗酸化成分を含みますが、全体的に「肌への栄養補給力」は雑穀米の方が幅広いです。美容目的の方は、ぜひ雑穀米を選んでくださいね。
③ 子どもや高齢者に向くのは?
子どもや高齢者に向いているのは「雑穀米」です。玄米はどうしても食感が硬く、消化にも時間がかかるため、噛む力が弱い人や胃腸が敏感な人にはやや不向きです。
雑穀米なら、白米に混ぜる割合を調整できるので、無理なく栄養バランスを整えられます。もち麦や押し麦を多く含むタイプは食感も柔らかく、ぷちぷち感が楽しいので子どもにも人気です。
さらに、雑穀米にはカルシウムや鉄分、亜鉛など成長に欠かせないミネラルも含まれています。高齢者の方にとっても、腸の働きを整えたり、便秘の改善にもつながります。
「健康的で食べやすい」というバランスを求めるなら、雑穀米がベストです。
④ 忙しい人でも続けやすいのは?
「仕事が忙しくてご飯を作る時間がない」という人には、雑穀米の方が続けやすいです。白米に混ぜて炊くだけなので、手間がかからず、冷凍保存もできます。
玄米はしっかり浸水させて炊く必要があるため、時短を重視する方には少しハードルが高いかもしれません。その点、雑穀米は炊飯器の「普通モード」で簡単に炊けるので、忙しい毎日にぴったりです。
また、レトルトパックや冷凍タイプの雑穀米も多く販売されています。コンビニやスーパーで手軽に買えるので、外食が多い人でも無理なく取り入れられますよ。
時間がなくても健康を諦めたくない人にとって、雑穀米はまさに救世主のような存在です。
雑穀米と玄米をおいしく取り入れるコツ
雑穀米と玄米をおいしく取り入れるコツについて紹介します。
せっかく健康にいい主食を選ぶなら、長くおいしく続けたいですよね。ここでは「続けられる雑穀米&玄米生活」のコツを紹介します!
① 雑穀米と玄米のブレンドでバランス最強
実は、雑穀米と玄米は“どちらか一方”にするより、ブレンドして食べるのがいちばんおすすめなんです。お互いの長所を補い合って、栄養バランスが格段にアップします。
たとえば、玄米の低GI効果と、雑穀米のビタミン・ミネラル・食物繊維の豊富さ。この2つを合わせることで、血糖値を安定させながら、腸内環境も整えることができます。
割合の目安としては、「玄米:雑穀=2:1」くらいがちょうどいいです。食感も柔らかくなり、玄米の硬さが気にならなくなりますよ。
② 炊き方・水加減の黄金比
雑穀米や玄米をおいしく炊くには、「水加減」が超重要です。白米よりも吸水性が悪いため、水を多めに加えるのがポイントになります。
具体的には、次の比率が目安です。
| 種類 | 水加減の目安 | 浸水時間 |
|---|---|---|
| 玄米 | お米の1.5〜2倍 | 6〜8時間(できれば一晩) |
| 雑穀米 | 白米の1.2〜1.3倍 | 30分〜1時間 |
| 玄米+雑穀ブレンド | 合計の1.6倍 | 3〜5時間 |
さらに、玄米を「発芽玄米モード」で炊ける炊飯器を使うと、柔らかく仕上がって消化にも優しいです。普通の炊飯器でも、浸水時間をしっかり取れば問題ありません。
もっと簡単に炊きたい方は、発芽玄米を作って炊けちゃう炊飯器を使うのが便利です。しかも、ただの発芽玄米ではなく、発芽酵素玄米がつくれるこの炊飯器ならさらに健康的な食卓にできますね。
もうひとつのポイントは、「塩ひとつまみ」。これを加えるだけで、甘みと旨みがぐっと引き立ちます。試してみる価値ありです!
③ 味に飽きないアレンジレシピ
毎日食べるとなると、やっぱり飽きが来ますよね。でも実は、雑穀米や玄米ってアレンジの幅がめちゃくちゃ広いんです。
おすすめのアレンジをいくつか紹介します👇
- 🌿 雑穀米×カレー:スパイスの香りと相性抜群。ぷちぷち食感がクセになります。
- 🍙 雑穀おにぎり:梅、ごま、しそ、焼き鮭など、具材を変えるだけでバリエーション無限!
- 🥣 玄米リゾット:トマトソースやチーズと合わせると、まるでイタリアン。
- 🥗 雑穀サラダボウル:アボカドやツナ、温泉卵をのせてボリューム満点。
冷めてもおいしいので、お弁当にもぴったりです。彩りがきれいでテンションも上がりますよ。
「食べるのが楽しみになる」工夫をすると、自然と長続きします。
④ 外食・コンビニで選ぶときのポイント
最近は、コンビニや外食でも「雑穀ごはん」や「玄米おにぎり」を見かけるようになりました。でも、選び方にはちょっとしたコツがあります。
まず、原材料をチェックして「白米+雑穀」か「100%玄米」かを確認しましょう。玄米100%タイプは消化が重くなりやすいので、外出時は雑穀入りの方が無難です。
次に、味つけやおかずとのバランス。塩分や油分が多いお弁当と一緒だと、せっかくの健康効果が半減してしまいます。できれば、野菜中心のメニューと組み合わせるのがおすすめです。
たとえば「雑穀米おにぎり+具だくさん味噌汁」や「玄米ごはん+焼き魚定食」など。簡単にできるけど、体にやさしい組み合わせです。
外食のときも「主食を選ぶ意識」があるだけで、健康の差は大きく変わりますよ。
まとめ|雑穀米と玄米どっちがいい?
| 比較ポイント | おすすめ |
|---|---|
| ダイエット目的 | 玄米(低GIで血糖値を安定) |
| 美肌・アンチエイジング | 雑穀米(ポリフェノールや鉄分が豊富) |
| 子ども・高齢者 | 雑穀米(柔らかく食べやすい) |
| 忙しい人 | 雑穀米(炊きやすく保存もしやすい) |
雑穀米と玄米、どちらも栄養価が高く、健康的な食生活を支えてくれる優秀な主食です。
ダイエットや血糖コントロールを重視するなら玄米、美容や腸活を意識するなら雑穀米を選ぶのがおすすめです。
ただし、どちらも消化に時間がかかるため、胃腸が弱い方は柔らかく炊いたり、白米とブレンドして取り入れるのがポイントです。
筆者のおすすめは「玄米と雑穀米のブレンド」。これなら栄養も味もバランスよく楽しめます。
あなたの目的やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる主食を見つけてくださいね。


